お茶

お茶関係

 苦いので五行関係では火。なので火属性の達磨の瞼からとかの伝承がある。

 

 アイザック・アシモフによれば、アメリカ人は当初それを飲料だと知らず、なんかお湯に入った野菜だと思って、湯を捨ててゐたさうである。

 

 ただ単に無知無教養のなせる業だけでなくて、支那の奥地では、「茶葉の漬物」があるさうである。食へるんだな。

 ド根性植物だとか、(葉っぱ刈り取っても平気なんだもんなぁ)紅茶はもともとああいふのもある(十年くらゐ前まで「失敗した」がたまたま飲料になったので説だと思った)だとかはいいや。

食べる御茶とかが収録。

田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】第三話:赤塚不二夫と新宿の名店「山珍居」(http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/1471)について記事を書く

食べるお茶関係の記事あり。

うんこで地獄体系

 センセーショナルな語りで一世を風靡はした著者による、うんこがへんないきもの

フィリピンの、夥しいコウモリがゐる洞窟を、「地獄」と称する。

 

 洞窟の下はゴキブリとカニが這ひ回り、落下する蝙蝠を待つ。また、壁には蝙蝠食蛇が、蝙蝠を食らはんと待機してゐる。

 

 そのやうな所を紹介し、虐殺の場であるといふ点を強調する。

 

 バットグアノも描く。

 

 そして、蝙蝠はうんこをどうやるのか、と紹介し、「ほら面白いでしょ」とやる。

 

 笑はかし 虐殺 うんこ(バットグアノは滋養の塊である なので地獄のお約束であるパワートランスファーをフォローしうる) と地獄の体系化がなされてゐる。

 アマゾンはすごいのである。うんこも売ってるのである。

 しかも、蝙蝠のうんこは鶏のうんこや牛のうんこより高いのである。

 鶏のうんこなんか十五kgで二百円出すとおつりがくるのである。

クラゲ関係

 

 一応クラゲの本。

 エチゼンクラゲの大発生について、注視するべきと勧告。

 コトクラゲ、さういふわけで昭和天皇陛下がご発見あそばされたあれの他に、まう何種類か、しかも比較的浅い海にも生息してゐる旨を報告。

 てふか、コトクラゲは厳密にはくらげぢゃないんだが、描く。

 他に、オタマボヤと呼ばれる、脊椎動物に近い生き物も紹介。この方はオーガニックな素材でハウスを作り、その中で、海鞘力(尻尾をひたすら振り続ける)水流を起こすことよる「餌をかき集めて他をろ過するシステム」を、使って飯を食ひ、しばらくするとその外壁へ藻が繁茂するので捨て、また作り、を繰り返す。

 金子隆一先生は「エディアカラ紀、クラゲっぽい生き物はいたのだが地べたへのたーっとしてた」説を唱へてゐたが、それを襲ふ本書は、でも刺胞生物が当時から出てはゐたと主張。さうなんか。

 


泳ぎ続けるホヤ「オタマボヤ」 Larvacea(Oikopleura dioica)

 

 サカサクラゲ の褐虫藻との関係、に関し、褐虫藻と酸素とクラゲの関係、藻は太陽光にあたらないといけないが当たると困るので、クラゲがカシオブルーなサンシェードをつけると言ふ、面倒な共生関係があると描く。

マンギマンギ

 秋津島(厳密には沖縄のマングローブ林)にワニがゐたって…

 

 紅樹林 と呼ばれてゐたマングローブを、「マングローブ」と言ったのは田中芳男大先生。うわぁああ

 

 樹木の上でしばらく育ち、根っこを生やし、適当なところで落ちて漂ふ、といふ繁殖法は、「アフターマン」の頃の一億年後の植物のデフォであった。ううっ。

 木本の植物にぃ(「フューチャー イズ ワイルド」ではとにかく植物が木化する)。

 

パトリオティカ

 

 作者の新井素子大先生は、関東ローム層の上にお住まひで、

 関東ローム層の上で育った自分、に自信を持ちまくってゐる。

 その大関ローム層の上にふんぞり返る大練馬で、「白菜とか大根とかを育てて」それを食って育ったと自負する。

 そのいろいろを、作中に入れる。厳密には地方出身の旦那から、

関東ローム層みたいな貧しい土地でろくなものは育たない」

 と言はれて激昂した、とかを、作中(SF作家なので原子力一家でヒロインが陽子さんでちゃんと旧姓が原だけど)襲ひ、

 適当なマンションの物件へ行き、「犬猫の飼育禁止」と言ふものを見つつ、紹介された部屋が一階である点を説明された、二人の、ヒロインは乗り気になるも、後の旦那は却下する。
 嫁は、ガーデニングができると言ふ魅力が、と振り回すも、野郎の方の
関東ローム層でろくなものは~」
 と言ふのに、彼の「マンションの一階に住むのは嫌」と言ふ、納得のいくものを無視して、耕作地としての大関ローム層、練馬大根があるとか、自分は関東ローム層の上で育った小松菜とピーマンとナスと落花生と大豆とほうれん草とトウモロコシとそばと隠元とササゲとトマトを食ってここまで育ったと力説する。
 そこで売り言葉に買ひ言葉で、アレした野郎へ、後の嫁は結婚の破棄まで持ち出す。

栽培植物だとあんな貧しいところでも愛郷心が湧くのだなぁと言ふのに微妙に納得するわけにいかんなんかがあるが。

 大ネリマ伝説。

人名関係の

 

 朝鮮人は、いろいろあって「1945年から」表記の分裂があったさうで、とこの本には書いてある、李の字が韓国語では「イ」北朝鮮では「リ」になったとか。ナニとかそれとか言ひたいけどやめる。

 なんだ、木火土金水に基づき、木(1,2画)火(3,4画)土(5,6画)金(7,8画)水(9、10)の漢字を組み合はせて相生関係に照らし合はせて作るさうである。

 

 「芸」は「ウン」と読む。ゲイでない。

 芸 

圧権 敬輔 鎬加 承思 斗圭 半説さんがゐるらしい(厳密には芸さん一族はゐないらしい)

生殖の関係のアレ

 ウィキペディアで否定されてゐる、ギンブナの、「ウグイ、ドジョウ、コイと交配して」子供を作る生態が紹介されてゐる。

 『シンカのかたち 進化で読み解くなんとかかんとか』でも、Cnemidoforus属の(何種類かならしいのだが)トカゲは、雌のみ(繁殖期には交尾やってるけどな!)で、単為発生する。そして環境が悪化すると、近所の近縁種の雄と交尾だけする。子供はおかんのDNAだけ(パパのは一応潜性遺伝)を持ってゐるさうである。

 雌性発生って謎だ。