まだもののけ姫

「もののけ姫」で、エボシ御前の作ったプロレタリア部落の、癩病患者セクションの脇に、サトイモがあったが、照葉樹林文化の重要な作物で、それがあると言ふのが佐々木高明、中尾佐助説なのであった。 サトイモに関するナニが詳述。あと「シコクビエ=稲作の…

蓮の関係の

山内昌之「近代イスラームの挑戦」で、近代、エジプトへ行った日本の偉い人は、エジプトの畑が日本に似ると記してゐる、さうであるが、中尾佐助先生のナニをソレすると、違ふと思ふ。××みたいな奴だから、その辺の人が平気で屠畜するし、畑へまめに動物さん…

そういう観点から

中尾佐助「料理の起源」で、DOUGHカルチャー の双璧としての(ナンと)皮パンの方を受け入れた独自でかつしょぼいDOUGHカルチャーの文化圏のはじっこ日本で、そのしょぼいけどオリジナルな「中にドライフルーツを入れる」DOUGH料理を皮パンで作…

朝鮮恐竜とアジアの。

タルボサウルス(声は玄田哲章御大!)のナレーションで解説。かっこいいのだが朝鮮恐竜がしょぼい。 プキョンゴサウルスと言ふかっこいい恐竜はスルーなうえ、プロトケラトプスが「頭部のない状態」で登場。あうあうあうあう なんか韓国を代表するとか言って…

差別とかのアレ

みなもと太郎「風雲児たち」によれば、ロシヤ人は人種差別の感覚がなく、利害関係が一致すると鬼になるさうである。なんか軍事 戦史関係とか、ヘタリアでもその、同志に対する非人道性が茶化されてゐるが、さうへば「アップルシード」のブリアレオス・ヘカト…

秘密結社

参入儀礼が不明な結社の奴。ああ澁澤龍彦大先生とか有澤玲大先生とか、ああああああ。 フリーメイスンリーは、一応来日したイサーク=ティチングはメイスンリーの人なのだが、鎖国の壁と結社を忌避する空気に負けて勧誘はできず、ペリーがアメリカ(英国と並ん…

異端のアレ

そんなわけで、三位一体は異様な思想であり、油断すると三柱になってしまふ訳であるが、統一協会は三柱目の聖霊を「女性」としてゐて大変興味深い。のは置いといて、「光は東方より」はユダヤ人とかが東面思想をもってをって、ヘブライ語では東と前、南と右…

二次元からの

あの、なんか「ジュラシック・パーク」といふ、科学考証をしてゐる系の割に、「毒吐きディロフォサウルス」だのと言ふ考証無視の言はば怪獣でまくりの映画で、ガリミムスが隊列組んでたったかたったか走るのは、微妙と言ってゐたら、我が国の小林快次大先生…

大麦などを植える

シュナの田舎 ヒワビエと呼ばれる雑穀(多分)を移植栽培で植える。「女性が」「堀棒で」行ってゐるそっちの方はまあ条播に見えなくはない。おまけでヤックルと呼ばれる偶蹄類を飼ふ。ソレは「鞍を置かない」と言ふタブーがあるさうであるが、野郎だけが使って…

魔女っ考(いいんだおっさんだもん)

「鬼灯の冷徹」の魔法老女 マジカルマリンは、カエルが嫌ひで笊に乗って空を飛ぶ、らしい。この辺は豊穣神に仕へる巫女のアレしたやつであるが、某キリスト教仏教などの聖なるブラザーを無視してゐる割に、魔法老女マジカルマリンは魔女狩り以降の迫害され弾…

食文化の壁

スコットランド人も「**みたいな連中」なので、恐竜時代には「こう言う皮革材が取れます こうやって屠畜、皮剥ぎをしましょう」とか平気で書く。それはよいのだが、マンアフターマンの訳者ってD=ディクソンの知り合ひだった気がするが、ワラビ系の食べ方は…

エルトンの魔物とか

エルトンの魔。 チャールズ・サザーランド・エルトンが妄想したらしい、生物多様性の関係から、出る頂点捕食者。なので『エルトニアンイーヴル』と言ふ。 ざっくり言ふと、まづ大陸があって、そこに草(とにかく生産者)が生える。 次に、それを食べる第一次消…

アカデミズムの暗黒

STAP細胞と言ふかSTAP現象はなんとか言はれながら認知されるんだよ で、マイナスイオンのやうな奇怪な物体は、(リアルネガイオンがあんなに飛び回ってたまるか)出回るんだよ。 たかがバリウム塗るといふ、科学的に実証されたお肌のケア関係特許が、普通の縦…

対象化されたノモス

作者Aである山本弘大先生は、自身の作ったリファール国王リュキアン王女陛下に萌え萌えで、彼女自身としてはどっか行きたい気があるのだが、仕事があったりその他があったりするので行けない、と言ふのを力説してゐる。 そのリュキアン王女陛下は、「国とは…

ぬこぬこ

前に、その辺のぬこから、にじり登られた。身長百七十五センチのおっさんへ彼らがのぼるモチベーションがどこから出てくるのかは謎である。さう言へば、ムツゴロウこと畑正憲大先生が、攀木性肉食獣としてのネコ科生物説に対して、前えらいこと飼ってゐたね…

生き物って難(ry

支那で発見された卵生のカワウソカストロカウダ (「天空の城ラピュタ」に出てくるミノノハシにそっくり!)だの、卵生肉食のモモンガ、ボラティコテリウムだのも収録された本書で、翼手目は「分子生物学的にも無盲腸類(モグラとかトガリネズミとか)の姉妹群」…

啓蒙 2

1903年、上海で教鞭を振ってゐた河原操子さんは、内蒙古のカラチン王の招聘でそこへ教へに行くことになる。ついでに関東軍から「ロシヤの情報傍受して」とか言はれる。絶対全身ピチピチのズボン付ワンピースの服とか送られてると思ふ。パパ(信州松本藩の儒者…

原理的なカルトを描く

天才、いしかわじゅんが、何かを遂げた作品集で新潮社から大昔出た。 いいけどヤングマガジンで掲載された奴を、エロ雑誌で掲載されてゐた奴と合はせて売るといふ、かっこいい真似をさらす新潮社は、それから、こっちでカルト教団とか呼ばはりする創価学会の…

啓蒙する・・・

南信 辺りの啓蒙家をふと集めてみる。 かう言ふので行くと、田中芳男と言ふ、天才で「上野へNERV作ろうとして大失敗はした」男が出るのだが、はい。地元で売ってたやつが、アマゾンで扱ってくれないんだか検索しても出ないよ。あー田中先生は秋津島にゐない…

呼吸と、なんか

「恐竜=鳥説」の根拠として、気嚢があった可能性を示唆する。 マジュンガサウルスの骨、気嚢の辺がくぼんでたので「あったんじゃねえか」ださうである。この本のキノドン類のイラスト、もふもふしてるけど耳介が無い。 気嚢の説明が最強。但し「恐竜に気嚢…

アイリッシュ

あー レンタル映像ソフト屋で「コナン・ザ・グレート(アーノルド・シュワルツェネッガー主演の)」借りようと思ったけどやめた。 コナンとかが拝んでる蛇(「シュワルツェネッガーは「クロム」と発音してゐるが、アイルランドの辺では「WとMは紛らはしい」ら…

藝術としての政治

藝術として政治を行ふものが群雄割拠してゐるところで、藝術の一環としての政治家を目指すへうげもの 織部の活躍。 織田信長が、支那や天竺まで平定し、「信州」(厳密には「信」)と号さうとしてゐる。ほほう。

スコティッシュ

マッサンなんて見ない。 あああああ選挙が外人としては「イングランドと仲良いんだなぁ」なことになってしまったが、この先どうなるのか不明。スコットランド人の中二病こじらせた輩が拵へた、フリーメイソンリーの儀禮にはスコティッシュ・ライトといふアレ…

ローマ帝国のばかぁ

よくわからないが、ローマ帝国ができた際、帝国の人になると言ふのに納得した人が、ローマの領土でえらいことゐて、さう言ふペルシャ系の人が「天文学」の制定に、参加したらしい上、 ローマがアレなため、別にお国の神話がばかにされるわけでも辺境の人がギ…

ふと一斉教授

近代に入ってから出たはずの、パノプティコン監獄のやうな一斉教授、先生の方へ生徒が全員向く形式が、それ以前にあったと言い張る、多分説得力を持ってでっち上げられた例。 パノプティカルになっちゃったのは多分先生のカリスマによる。原作者と作画担当が…

イネ 

佐々木高明『南からの日本文化』 佐々木高明 中尾佐助とか(『もののけ姫』のネタ提供の先生)によると、人類は「禾本科の一年草」を栽培植物にした(『栽培植物と農耕の起源』岩波新書)さうであるが、日本の先人が喰ってたらしい「弘法麦」は多年生である。こ…

ペンは剣より強いらしい

冨原 眞弓『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界』 ナチス・ドイツやソ連へ、ペンで戦ひを挑み、まあ勝ったっちゃ勝った記録。その「ガルム」誌でちょび髭の伍長さんなどを揶揄したバカ女トーベ・ヤンソンは、された方から物理的な報復(出版社へ爆撃とかは普通…

嫉妬する手塚治虫

七色いんこ 別に好きと言ふわけではないが、読む。 でもって、手塚大先生は、SF大会へ、気の狂ったやうな仕事と宝塚歌劇とその他でくそ忙しいのに行くバカたれで、そこへ行くと、いしかわじゅん、吾妻ひでお両者が、本人によると「いちゃいちゃ」ファンによ…

おたかさんありがとう

ワンダーライフ(と言ふオカルト雑誌が前小学館で出てゐた)ははまった。 ほぼ同時期に呉智英氏の本にもはまってゐた筈であるが、当時小島露観と名乗ってゐたワンダーライフの主筆(ていふのかな)現ザイン帝國の伯壬旭は、呉氏の言ふ「民主主義の否定」をしてゐ…

欧州エキゾティック

渓由葵夫「聖剣エクスカリバー」 五巻の最後に確か源義経とテムジンが出てきたが、『第一部』でなくて『全五巻』らしい。『名機オスプレイの呪い』にはさう書いてあった。 小学館のラノベの前身の文庫から出て大失敗した作品 作者は関西人で、トンデモ本大賞…