ノモスと言葉

 なんか イデーもへったくれもなしに自民党が返り咲いてしまった のである。
 浅羽通明先生の言ふ「芸術としてのノモス」に、安倍先生の言ふ「美しい国」が入るさうであるが、どうか。書いてゐるおっさんは壱ミリも期待してゐないが。その伝でいくと、なんか同じアートとしてのノモスである「オリンピックをやるための都市」を造るために邁進した石原慎太郎元都知事の「被実在青少年なんちゃら条例」への入れ込みは、「日本人である自分に自信が持てない爺様がなんかやってゐる」やうに見えるのだが、それはさておく。

 で、麻生太郎先生が与党に入ってゐるのである。麻生先生は、歴史的仮名遣では、「あさふたらう」であるが、新仮名遣いでは、「あそうたろう」である。いいけど辛坊治郎氏によれば「英語のass holeのネイティヴ発音は『アソー』」ださうで、えー、私は知りません。