このジブリマニアめ

宮崎駿さん なんか金儲けすると藤森栄一氏の田舎へ別荘建てるんだもんなぁ。

で、宮崎さんは左翼関係の人で、家族と言ふ暴力機構から解放された=欠損家庭だったり親なし子だったりの人が自由な行動をしうる として、さう言ふ作品を拵へてきまくったわけだが、別に前から欠損家庭の人が活躍する話はあるわけだし、作劇上要るので親なし子を描くことはありうるのだが、「鬼灯の冷徹」の主人公は、作品世界的には一般教養のやうなジブリ関係のレトリックを操ってゐるにも関はらず、「ジブリマニア」と言ふ蔑称をもらってゐる。別に

「ミノノハシ(ラピュタの城の池の辺でもふもふしてゐる哺乳類 多分三秒くらゐしか出ない)とか獄卒に採用したい」

とかは言ってない。が、みなしごで、差別的なアレによって生贄となり、閻魔様にアレされて、鬼となって普通に地獄で就職し、呵責の果てに閻魔大王補佐官となって、272部署を統括する事実上の地獄王へのし上がる、といふ彼の経歴は、偶然であるが、宮崎アニメの体系になってゐる。