観察する

動物に関する昔の人のバイアス、狐が頭蓋骨を被ってアレするとかは、別に「昔の人の想像力のたまもの」ではなく、それこそ鬼灯の冷徹で、「ネコの舌描いたりパンダの前足の裏(竹を掴むときに使ふ 骨付きの肉球付)描いたり」するごとく、「動物をガン見」して、狐云々だとイヌ科はその辺の哺乳類の頭蓋骨へ頭突っ込んでなんか脳みそでも食ふといふ気味の悪いことをするのでさういふのを観察して得られたものだと南方熊楠は言ってゐる。

それから、旧約聖書、「レビ記」には、「ウサギ ハイラックス ラクダ これらは反芻するが蹄が割れても分かれてもいないからあなた方にはけがれた生き物である」とあるが、ウサギは 芥子ちゃんがまさかアニメ版でやるとは思はなかった ていふか俺が小学校の頃は一般教養だった気がする(マンガ版では「ウサギ飼ってる人はこういう話をして友人から引かれる」とある)が、あの「ウサギは一回喰ったやつを、けつから出して、もっかい喰ふ」といふ まあ反芻っちゃ反芻をし、ハイラックスは、あの蹄っちゃ蹄が「割れても分かれてもゐない状態」で、で肉球に汗腺がなんとなくあるのでコンクリート打ちっぱなしの壁程度なら登れる程度の能力があるさうです、反芻はしないのだが、岩波書店の「旧約聖書」によれば、反芻動物とまちがはれたのはa始終もぐもぐしてゐるからb解剖すると四つに分かれてるっぽいから の可能性があるさうである。すげえなぁと感心してゐると、こっちで、「全て羽があって群生するもので、四つの脚で歩くもの」は食ふなと書いてあって 困る。さらにユダヤ人が「どういふ風にガン見してゐたか」わからないので、「(翅があって群生するもので 四つの足で歩く者のうち)喰っていい者」で羅列してゐる「トノサマバッタの類 ヒシバッタの類 コオロギの類 翅長イナゴの類」と訳されたものは、種類なのか年齢による区別なのかわからないさうである。おそるべしユダヤ人。

 

 

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