古生物学は難しいんだよ

「超解読 地獄のヒミツとあれやこれ」で、「鬼灯の冷徹」六巻の辺り「白亜紀なのにメガニウラ飛んでる」と言ふ指摘がある あの、「非日常的な何気ない話」において、「カンブリア紀~三畳紀」に木霊が高等植物のきれっぱしを綴って服にしてゐたが、一応陸上へ植物が進出したのはシルル紀からで、かういふくくりではちょっとありえない系等でせう、そっから一応全然、考古学的時代考証やってないなぁ どっかで陳列されてゐた鬼灯御大の映像メディアに、ジュラシック・パーク2が抜けてた 筈だけど、あれも「出てくる恐竜が大体白亜紀の生き物」で、考証してますとうたってるわりにはいい加減であるが、こっちは オルニトミモサウルス系ツッコミ担当の小林快次先生が、ゴビ砂漠辺りを掘ってたら、ジュラシック・パークに出てくるガリミムス(多数で登場 これは考証のけは薄い)ぢゃないけど近縁種の(つうか祖先にあたるらしい)、ピーちゃん恐竜(羽毛生えてる系の筈)がえらいことと、年長さんだと思ったら成獣だったらしいのがなん頭かまとめて発見され、「アレは実は正しい方かも」といはれたさうである。で、

メガニウラが白亜紀から発見されたと言ふのは聞かないが、確かアノマロカリスオルドビス紀地層から発見されたってどっかにあったぞ、あと「エディアカラ紀のエディアカラは陸上だった説(なのでアレはヴェンドビオタと言ふ絶滅生物でなくて植物系陸上生物)」と、「カンブリア紀に一応生物が陸上行ってた説」があるらしい。それから、お茶を濁す系で「白亜紀から、『原始的な鳥系類』の恐竜の化石が出て困る」と言ふのがある。でササヤマミロス・カワイイだのジュラマイアだのエオマイアだのといふ「一億年前の胎生哺乳類」とか、ハイコウイクチスだのミロクンミンギアだのも一応クロノロジックになんだかなぁ生き物である。白亜紀石炭紀のトンボ飛んでるくらゐでツッコんで喜んでるのは一応早計である。




 まあカンブリア紀の本。当時に陸上生物がゐたとか。

 補佐官殿のコレクションを網羅。

 

非日常的な何気ない話集録。