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ノモスと言葉の2

柳田國男大先生の、蝸牛考とかは、手紙等で地元の言葉を調べると、「京都を中心とした日本」が浮かび上がると言ふアレであった。他に「妖怪はなんて鳴きますか」と言ふのをやったら、ワンワン、モーモーといふのがくる上に、「都市部へ行く度に妖怪が凶悪になる」といふ謎の「多分ガキがすれてるんだらう」説明が浮かび上がった。

 

時代下りまくって平成、TV朝日のバカ野郎が、普通に作った「探偵!ナイトスクープ」において、「アホとバカ」を、当然のやうに「東西の別」として捉へる、視聴者がさういふわけなので「アホとバカの分岐点の調査」を依頼したところ、「たはけ」「たーけ」といふ非アホバカ表現があるは、「九州の方にもバカ文化圏が存在する」はといふ恐るべき事実が判明し、お手紙で「貴方の地元ではアホ、バカのような言葉は他にありますか」と言ふ旨の情報を日本全国津々浦々から求めると、その、アホ バカ、タワケ、ツボケ、スットボケ、ホガネー、ダラズ、等が集まる上に、日本地図上へ分布図書いてみると、これも京都を中心にした同心円を描くのであった。全然関係ないけど「ゲゲゲの女房」で、向井理演ずる水木しげるが、「ダラ!」と叫んでゐた。おお。

 

 で、「宮本武蔵 双剣に馳せる夢」では、兵法得道書 五輪の書が「ロジカルなものにすぎない」日本語で、外来語が使はれず、鎖国によって外国語との関係がなくなってどうのこうの、といふものが「江戸から傳播する」言語空間で醸成され、とやってゐるのであった。押井御大の、引きこもりな世界観ばっちりで、リチャード・ブローティガン長谷川伸だを引用する御大の言語感覚が出るけど、はー。上記を相対化する程度にはあれなんだけども、はー。で全国アホ・バカ何たらは「バカ外来語説」とか「あほは外来語だと思うけど中国語では阿呆は「アータイ」と発音」とかの支那との関連を出してゐるが、かういふ視点「柳田國男に関する批評」でいいと思ふけどもうーん。

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