山の神

吉野裕子著「山の神」によると、もともと山の神は蛇系だったのだが、後五行思想が来た際、いろいろあって十二番目の生き物が当てられたさうである。

 で、狼がその眷属だか何だかださうなので、「十二様の眷属」だったり「十二様という狼の神」だったりがゐるさうである。

 カニス・ホドフィラックスは、お豆さんが好きっぽくて、子供が生まれ小っちゃいのがもふもふしだすと、人間がお赤飯炊いて捧げたさうである。たきゃあたべれはすると思ふ。

 だから、「もののけ姫」における「モロと乙事主」の関係に、さういふのを根性でかき集めて参照してる臭がしない。