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賤民が選民で頂点へ

 折口信夫大先生によると、英雄とかは、素戔嗚尊で表される、なんかフォースなものが、あるんださうで、、それを紹介する際は日本武尊がまだヲウスノミコトだったときに、兄貴をぶっ殺した故事を挙げて、それが発動したと言ってゐた。そのやうななにかを、白川静大先生は、「すすむ」「すさむ」と言ふ語で表されるとし、「狂者は進んで取る」と言ふ論語の一説と関連すると言ってゐる。

 さういへば、新世紀エヴァンゲリオン(きゅー ときたか)で初号機「すさぶ」シーンが何回かあったのは置いといて、大昔のゆうきまさみ

で、その、ゆうき先生は「大友克洋風の「動きの表現」ができない」と、直でファンだか何だかからさんざん言はれたらしく、その、表現へ「だから、どうやって構えてどうやって踏み込んでどうやってここに来たんだよwww」とツッコム読者に、「さあ」とボケる藝を、「究極超人あ~る」において、三十三間堂で百メートルを九秒台で走ってゐるアンドロイドへバスガイドのお姉さんが同じ速度で走りながらハリセンを飛ばすと言ふギャグがあったりするわけであるが、ヲウスノミコトがオオウスノミコトをやっつけるシーンでやってるのだなこれが、奥が深い。

かう言ふ風にメタレヴェルで「スサノヲを発動させるヤマトタケル」を描いた大先生は、二番手雑誌のマニア向けマンガ家から、小学館の看板マンガ家へ上るのである。

 

 所収 

 さういへば他にも、その兄貴が冥府魔道の者として弟へさんざん迷惑をかけると言ふ、谷川健一説における「死者へびびる」身振りが出てたりと、ナショナリズムがばりばり。

 その、「大友御大の表現の意図的な劣化コピー」もだけど、「気まぐれデイウォッチ」に、とり・みき御大が出てゐて、とり御大がアレした「こまつさきょうの”もっとキャラクターして!”」(『完全読本 さよなら小松左京』所収)で、ナニをもらした「粗末 右京さん」が出てゐるの所収。