アメリカケイオティカ

浅羽通明大先生は、アメリカで、ロビイストとっ捕まへて政界へアレすれば、いかなる法案も通るさうで、冷戦時に中華ロビー ソヴィエトロビーがゐたのは普通として、第二次世界大戦中、リンドバーグが飛行機で、インド洋まで飛ぶ前に、ハアケンクロイツの処のロビ―活動を、やってたさうである旨を紹介した果てに、このロビー活動な関係をアレすれば、国際関係での「民主的」な米国ができるとする。

ほんでもって、当のアメリカ合衆国 小谷野敦先生が本多勝一大先生の「アメリカ合州国」表記を一理しか認めてくれません、しかも多分、アルゴンキンだかなんだかのますらを共があの地へ文明の礎を築いて以来、「合衆国」即ちリパブリックな国ができたことはないので、小谷野先生は必殺技で「米国」と表記してゐるさうな。えー  

 有澤玲先生によると、その米国は、第一次世界大戦以来、「国際的」な物に対するエモーショナルで感情的な拒否感と言ふかアレルギーがあるさうで、移民を受け入れる一方で、映画「ブレードランナー」で登場する、チャイナマン(「二つで充分ですよ!まかしてくださいよ」と言ふ親爺や朝鮮人含めて)の侵略で退廃した、多分お箸文化をコーカソイドが行ふと言ふ、異文化の受け入れを嫌悪する「閉鎖的で排他的な島国根性」だー がむるむるしてゐるため

大統領が「世界の新しい秩序」とかのたまふと、民衆に立ち上がられるとか、アメリカがお国の大統領が作った国連からすぐ抜けるとか言ふ謎現象が興る。  はああ。

 そのむるむるへ、ヘタリアでもネタになってゐる「アメリカは何かと言うと『くたばれイギリス』という」ナニを合せ「エゲレスに本拠を置く悪の国際組織が」とやると、米国人は引っかかるさうである。はあああ。さらっとできさうだけど、ダメならしいのだな。

 どっかで作者が「トンデモ本にされた本が」とか言っておられたが、これはトンデモ本出版社さん刊だけど、内容はまともだな。

 

敬虔なモルモン教徒による、雑文を集めたもの。大伴昌司へのオマージュはいいのだが、自分とこの教団の同志をほめるのもまあいいのだが、別に禁酒禁煙は悪いことではないが、資料に本当にモルモン教系の資料を入れた方がいいと思ふ。入ってるらしい。で、シークレット・ガヴァメント 世界統一政府の一面を、いいところがあると評価する。これは普通。

 1990年代初頭(1993年)発行の「NEW WORLD ORDER」を探るもの。東南アジア系にページが割かれる。やっぱり健全。