御言を聴けってば

 さう言へば、船の関係には、聖所としてツツと呼ばれるところが設定され、

 そこにダイスが置かれ、(南方熊楠がなんか書いてた筈で、置き方が確かwikipediaに前書いてあった気がするがいいや)イコンと言ふことになったさうである。

 折口信夫先生によれば、ここから「ぢっちんぢっちん」あるいは「ちんちろちんちろ」といふ、神様の御言が垂れるさうである。これを「そしらっしゃる」「しげらっしゃる」とか言ふ。(蜑のささやき)

 白川静大先生は、神様の御言が、出るさまを、「そしる」「せせる」「しげる」と言ったと書いてゐる。そんで謗、誹他四十に及ぶ漢字はさういふ神様の御垂れるお言葉を指さないと言ふ。

 谷川健一大先生のナニで、「がじゃももせせられて」「ぬかごもせせられて」と、巫女が虫に「せせられる」様を書いたやつがあった筈。

 なんか2ちゃんねるの「JMS MS 摂理」の若いスレッドで、信者らしき人が

「御言を聞けよ」

 とか書いてゐるのだが、多分さういふタームが効くんだらうと言ふか、獅子吼のやうなものなので効果があると思ひこんでゐるのであらう。

 摂理あるいはキリスト教福音宣教会の人は、嘗ての文化風習(盆と正月とか)を迫害し弾圧し異端宣告するさうであるが、鄭明晰先生の御言は「刺さってる」と思はれる。

 さう言へばクリスチャン臭いsealDsのほなみさんが「てめーの体のすべての穴に五寸釘ぶち込むぞ」と言った武藤貴也先生は、悪行がばんばんばれてゐるのであった。