センセーショナルな語りで一世を風靡はした著者による、うんこがへんないきもの。
フィリピンの、夥しいコウモリがゐる洞窟を、「地獄」と称する。
洞窟の下はゴキブリとカニが這ひ回り、落下する蝙蝠を待つ。また、壁には蝙蝠食蛇が、蝙蝠を食らはんと待機してゐる。
そのやうな所を紹介し、虐殺の場であるといふ点を強調する。
バットグアノも描く。
そして、蝙蝠はうんこをどうやるのか、と紹介し、「ほら面白いでしょ」とやる。
笑はかし 虐殺 うんこ(バットグアノは滋養の塊である なので地獄のお約束であるパワートランスファーをフォローしうる) と地獄の体系化がなされてゐる。
アマゾンはすごいのである。うんこも売ってるのである。
しかも、蝙蝠のうんこは鶏のうんこや牛のうんこより高いのである。
鶏のうんこなんか十五kgで二百円出すとおつりがくるのである。