なんぞタームの関係でなんかあったらしいので

  魔使いの弟子

 SPOOK がなんなのかは不明。少なくとも、魔物に対してその辺のナニで対抗するものの呼称として使はれる。

 邦訳の際、「畑」と訳されてゐたタームは、そこで酪農をやってゐる関係で、文庫化に当たり「土地」となったさうである。

 毛唐はさういふわけで(中尾佐助説)、百姓は家畜を飼ふのがデフォなので、家畜の飼育が微妙な秋津島では、耕作地を訳す際、そこに家畜がもふもふしてると、ちょっと翻訳に逡巡が出るのである。

 「日本語大辞典」(全部買ひたい 書棚の肥やし以外の何物でもないが)によれば、“ひつじ”は、「養す獣(ひだすしし)」から、と言ふ説があるさうである。獣の養育が珍しかったとかの証左でいいらしい(あと「屠畜儀礼がひつじなので」「屠畜の際のひきたつしにから」「毛を刈った後に生える様が稲の孫稲(ひつじ)みたいだから」説が挙げられる)。

あとロバの輸入が異常に遅いと言ふのがあるらしい。

わんことぬこはー。『枕草子』で命婦(ぬこの名前)とか翁丸(犬の名前)とか出てくるのだがー。