中尾佐助著作集
相変はらずリーダビリティは普通。
南米の土人がパラゴム(種を油糧として使用)を、部落へ持ってって捨てる、と余ったゴムの木の種が部落の周りで発芽し、なんちゃってフローラができる、といふ事例を出して、農耕の前段階を説明する。
あと南米繋がりで、「アマゾン水田化計画」とか書いてある。そんでその候補に、早熟系の種類を上げ、水がついてる段階で水上トラクターとかで収穫、脱穀、乾燥まで行ふとかの案を出してゐる。
日本の竹笹フローラが発狂してゐるのは、笹とか竹ブラウザーに当たる牛かの生き物がゐない(カモシカぢゃだめらしい)からとか書いてある。
前のやつをうりゃっと収録してゐるので、「ラビ農耕」「カリフ農耕」と言ふ呼称。
すげえ示唆的。