中尾佐助 花と木の文化史
澁澤龍彦著 のアレで、「アドニスの庭と言われているものにプリアポスみのある庭園があった」といふのがあった。
プリアポスは 侏儒でかつ、巨大すぎる男根を持つ神で、庭園を司る。
対してアドニスは、農園を司る。
東アジア、他ではこの二柱が宰領せる処は、明確に区別できるわけであるが。
環地中海辺では、庭園へ、農作物を植える。「雑草」と言ふ概念があまりないので、植物は農作物に限られる と言ふわけである。
ふしぎの国のバード 佐々大河
西欧の人の主観がほぼ全編あるとか、かつ、「差別する毛唐」が出るとか、はある。 そんなわけで、プラントハンターさんが、秋津島へやってくるのだが、彼は原種を捜す上に、食へない植物の育種を蛮習として蔑視するついでに、通訳の伊藤にもひどい事をする。
そして、普通の旅行者であるイザベラさんの方は、日本の不思議なカルチャーを興味深さうに観察する。