アイヌの関係

アイヌは霧を呼ぶ と言ふバイアスがあるさうである。

  •  リアル生土人 水泳が得意っつうか水練に長じた萱野茂御大は、ある日照りが続いた頃、「溺れる者を愛で給ふ」雨の神へ捧げるなんちゃって生贄として、ちょっと溺れたさうである。「アイヌの民具」では、その後が書いてない。

  • と言ふ異人。帝都物語の前の話である帝都幻談では、ちゃんとさういふ呪術を修めるアイヌの人がゐて、シャモの人へなんかする。最上徳内が登場し、上で紹介されたイコンは「キムンシラッキ」といふ「狐の頭骸骨」だけども、こちらは魚の頭による占ひで救はれるシーンもある。柳田國男大先生がオシラサマと関係するとして挙げたシラッキカムイのなんかだと思った。

 

  • と称するオリジナル土人 アニメ「もののけ姫」で、アイヌの影響が色濃いエミシのアシタカヒコが、東の人と接触するときには無いけど西の人と接触する際雨の中をよく走り回ってますな。だからと言ってもアシタカさんはある種の選民で、蔑視と言ふわけでない。
  • よく判らない 「どろんぱッの時代」によれば、北海道の薬屋の息子である唐沢俊一氏の祖先は、かつて長野の山奥で、霧の発生を読みソレに紛れて敵を欺いた霧隠の一族 才蔵ださうである。才蔵は昔の漫才においてボケ役である。北海道の人で、土人化の為の傳承と観れるか。