2016-01-01から1年間の記事一覧

西欧の農耕

西欧の視点で、農耕を描く。 なので畜産をオプションとして当然のやうに描く。 西欧では「嘗て散播」であったが、18世紀、イギリスで種まき機(ホッパー)が発明され、それによる条播で、効率的な発芽がうんたらかんたら、と書いてある。散播のデメリットも描…

お茶

お茶関係 苦いので五行関係では火。なので火属性の達磨の瞼からとかの伝承がある。 アイザック・アシモフによれば、アメリカ人は当初それを飲料だと知らず、なんかお湯に入った野菜だと思って、湯を捨ててゐたさうである。 ただ単に無知無教養のなせる業だけ…

うんこで地獄体系

センセーショナルな語りで一世を風靡はした著者による、うんこがへんないきもの。 フィリピンの、夥しいコウモリがゐる洞窟を、「地獄」と称する。 洞窟の下はゴキブリとカニが這ひ回り、落下する蝙蝠を待つ。また、壁には蝙蝠食蛇が、蝙蝠を食らはんと待機…

クラゲ関係

一応クラゲの本。 エチゼンクラゲの大発生について、注視するべきと勧告。 コトクラゲ、さういふわけで昭和天皇陛下がご発見あそばされたあれの他に、まう何種類か、しかも比較的浅い海にも生息してゐる旨を報告。 てふか、コトクラゲは厳密にはくらげぢゃな…

マンギマンギ

秋津島(厳密には沖縄のマングローブ林)にワニがゐたって… 紅樹林 と呼ばれてゐたマングローブを、「マングローブ」と言ったのは田中芳男大先生。うわぁああ 樹木の上でしばらく育ち、根っこを生やし、適当なところで落ちて漂ふ、といふ繁殖法は、「アフター…

パトリオティカ

作者の新井素子大先生は、関東ローム層の上にお住まひで、 関東ローム層の上で育った自分、に自信を持ちまくってゐる。 その大関東ローム層の上にふんぞり返る大練馬で、「白菜とか大根とかを育てて」それを食って育ったと自負する。 そのいろいろを、作中に…

人名関係の

朝鮮人は、いろいろあって「1945年から」表記の分裂があったさうで、とこの本には書いてある、李の字が韓国語では「イ」北朝鮮では「リ」になったとか。ナニとかそれとか言ひたいけどやめる。 なんだ、木火土金水に基づき、木(1,2画)火(3,4画)土(5,6画)金(…

生殖の関係のアレ

ウィキペディアで否定されてゐる、ギンブナの、「ウグイ、ドジョウ、コイと交配して」子供を作る生態が紹介されてゐる。 『シンカのかたち 進化で読み解くなんとかかんとか』でも、Cnemidoforus属の(何種類かならしいのだが)トカゲは、雌のみ(繁殖期には交尾…

カルチャーの初期

縄文農耕説といふ、衒ひのないものを、「豆の圧痕」と「コクゾウムシ」から探る。 過程で、縄文の先人が、酒作る過程で飯も確保系か、雑草ばんばん喰ってたらなんかアレした系か、の世界的な「どうやって農業が始まったか」の可能性がざっくり描かれてゐる。…

御言を聴けってば

さう言へば、船の関係には、聖所としてツツと呼ばれるところが設定され、 そこにダイスが置かれ、(南方熊楠がなんか書いてた筈で、置き方が確かwikipediaに前書いてあった気がするがいいや)イコンと言ふことになったさうである。 折口信夫先生によれば、ここ…

もののけ姫のネタ本ぽい

ジコ坊(ヌメリイグチの方言か)の衣裳デザイン、あのぉー最初の方でアシタカヒコへ文句こくお米売りの姉さん、多分タタラ場、の関係とその他なんか、非人とかが中世、蔑視されながらもある程度社会に受け入れられてゐた旨を説く。 階級闘争をぐだぐだにしさう…

御言を聴けと

特に根拠のないわけでもないのだが、 怖くてなんかリンクがはれんのだが、摂理人の人、キリスト教福音宣教会の人は、さすがに宮崎駿作品をご存じならしい(若干知らん可能性がある人がゐる)のだが、 マインドコントロールとやらを受けてゐるらしく、ブログで…

謎の鳥

私説博物誌 で 筒井康隆大先生は恐竜の発見 (ハヤカワ文庫NF) を引き合ひに、エドワード・B・ヒッチコック大先生とやらの、三畳紀の地層にある「鳥の足跡」を探して回った話を紹介してゐる。 なんか後に始祖鳥が発見されたので、三畳紀のコネチカット渓谷に…

弥勒と原罪

善神で正義のどブス弥勒(ミルク)と、邪神シャカの対立が、琉球~朝鮮にあったと説く。豊穣神だったらしい。 ほんでもって、邪神釈迦あるいは釈迦がなしと弥勒神がいろいろあって、原罪のやうなものを人間に植え付けることになったと説く。 朝鮮プロテスタン…