2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山の神

吉野裕子著「山の神」によると、もともと山の神は蛇系だったのだが、後五行思想が来た際、いろいろあって十二番目の生き物が当てられたさうである。 で、狼がその眷属だか何だかださうなので、「十二様の眷属」だったり「十二様という狼の神」だったりがゐる…

組織

ダキニー・ジャーラ ダキニが集まって作る組織 らしい ガナチャクラ ダキニの集会 灯火兄弟 支那の妓生(女性)が行ふ「兄弟の契り」。八人~二十人くらゐが年齢で兄 弟を決め 灯火にかけて兄弟を称する。互助会的な関係であるほか、フラタニティな組織なので…

ネーションを拵へる

あああああ 秋津島のノモス マイケル・サンデルの理論をも相対化するアレを、 阿部謹也の世間論 a相互、互酬の関係で成立しb長幼の序がありc同一時間軸にゐると言ふことになってゐるのが世間。 きだみのるの部落論 「向う三軒両隣」だいたい七件(家の中がぢ…

ポドエロトマニアな脚フェチ

白川静 「字統 新装普及版 」を見て、「客」が、御霊屋へ神が降臨する形であり、神は足の形で表される、と言ふのを知った後で、「攻殻機動隊 (1) KCデラックス 」みたら、草薙素子少佐が何ぞと会ふシーンで、それが機械へ「脚」が降臨する と言ふ形で表現さ…

ロジック

ブックオフ行って、「百物語」(森鴎外)の書評でちょっと笑ってゐたが、 おおさうぢゃ 石川淳と言ったら その 「言う は現代仮名遣いではワア五段活用ださうである 五十音表にワア行なんて馬鹿なものがあるか 歴史的仮名遣では 言ふはハ行音で一発だ」 と言ふ…

イデーのなんかを

イデー 為政者の一番偉い人系がとりあへずでっち上げるプランらしい。 理念とか 訳されるけども、日本ではそれを実際に振り回すと一応民衆から 「うーざーいー」 とか言はれてアメリカザリガニのやうにひかれるとか、他の人からぼっこぼこにされるとかになる…

餅屋、蒟蒻 なんとか問答

南方熊楠は あああああ買った方がいいくらゐ引用してるな、「餅屋問答」の、手によるジェスチャーが、フランスの本に出てくるスイスでの話で語られてをり、インドとかにもあるので、「多分インドが原産で、東西に傳播していったんぢゃないか」といふ説を唱へ…

ネポティズム

血縁主義 はなにしろDNAで保障されてゐるので、否定するにはよほどの根性がゐる。とてもややこしいことに、田舎、ご家族がゐる前で「家族とはだれのことか 兄弟とはだれを指して言うのか」と宣ひ、「神の御言を聴く為に集まったメンバーこそがわが家族であり…

ノモスとアナーキスムの相対化された

若いころ 「青春とは須く、上條恒彦が高らかにうたひあげると言ふ形(NHKの音楽番組とか)で存在すべきものであり、アニメヲタクにはソレ 「上條恒彦で表される物による青春」があらかじめ外されてゐる」といふ 半ば絶望的なエクセプトミーがあった、が、ま…

ノモスと言葉の2

柳田國男大先生の、蝸牛考とかは、手紙等で地元の言葉を調べると、「京都を中心とした日本」が浮かび上がると言ふアレであった。他に「妖怪はなんて鳴きますか」と言ふのをやったら、ワンワン、モーモーといふのがくる上に、「都市部へ行く度に妖怪が凶悪に…

てふてふ

「中国図像事典」だったかな で、 「猫と蝶は耄耋(日本語ではまうてつ 漢語の方では「Mao Die」高齢の呼称だけど本によって諸説がある だいたい八十~百と九十~百十くらゐ)と同音である為、中国では「猫にゃんが蝶ちょ追っかけてる絵」が好まれた」と…

ウサギの関係でポン

ゆうきまさみ「究極超人あ~る」での、「鳥坂センパイが戦うウサギ」とか、「サマーウォーズ」の、キングカズマとか、「戦ふウサギ」は、いろいろゐるが、「頂点生物(草食だけど)」なので換毛、保護色の必要はないと言ふのが公式設定の「鬼灯の冷徹」の芥子…