2018-01-01から1年間の記事一覧

おいもさん(でないけど)

パレンケのパカル王 へたすると結構な範囲の中南米の信仰が、ハイヌウェレ型神話と呼ばれる、なんか喰へるやつをからだから出す、と言ふものになる(若干エビデンスが薄い) パレンケの関係では、聖王の玉体は崩御といふインパクトによって、そこから玉蜀黍が…

アグリカルチャー

宮澤賢治全集 第十巻 農耕に命を捧げた男の記録。 アグリカルチャーをカルチャーの一環としないスタンスを持ちながらも、それでもなほソレの橋渡しをしようとする のでいろいろ破綻してゐる。 中尾佐助『分類の発想』 アグリカルチャーをカルチャーのデフォ…

お芋さん

ラリー・ニーヴン『プロテクター』 作中の「パク人」が成長するにあたって喰はねばならない「生命の樹」は、ヤムイモ。

お酒の関係

中尾佐助著作集第二巻 中尾先生は、インドで飲酒の文化が無いと言ふ。カーストのまとも関係は飲まないのだが、下層民は密造酒をよく飲むさうである。そんで以てお酒関係があまり出回らない。 とてもややこしいのだが、インドで完全にないわけでなくて、マフ…

ロゴスの関係で

石川淳選集 第14巻 『五十音図について』『ことばに手を出すな』所収 新かな使いは母音を破壊してゐるといふ指摘はある。 五十音図を使へなくしてゐるといふ指摘もある。 「言わない言う言えば言おう」と言ふバカなワア活用でなくて、歴史的仮名遣なら、言は…

かのアレ

中尾佐助著作集 相変はらずリーダビリティは普通。 南米の土人がパラゴム(種を油糧として使用)を、部落へ持ってって捨てる、と余ったゴムの木の種が部落の周りで発芽し、なんちゃってフローラができる、といふ事例を出して、農耕の前段階を説明する。 あと南…

大御所関係

藤子・F・不二雄『エスパー魔美』第五巻 『ドキドキ土器』 刊行が1981年。劇中で、出てくる考古学の先生は、縄文農耕説を唱へてゐる。 先生は、「土器に入ったイネ」を探してゐる。 その先生の説に対する反論で、「芋ほり(ヤマイモ系)」が出る。それについて…