2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ペンは剣より強いらしい

冨原 眞弓『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界』 ナチス・ドイツやソ連へ、ペンで戦ひを挑み、まあ勝ったっちゃ勝った記録。その「ガルム」誌でちょび髭の伍長さんなどを揶揄したバカ女トーベ・ヤンソンは、された方から物理的な報復(出版社へ爆撃とかは普通…

嫉妬する手塚治虫

七色いんこ 別に好きと言ふわけではないが、読む。 でもって、手塚大先生は、SF大会へ、気の狂ったやうな仕事と宝塚歌劇とその他でくそ忙しいのに行くバカたれで、そこへ行くと、いしかわじゅん、吾妻ひでお両者が、本人によると「いちゃいちゃ」ファンによ…

おたかさんありがとう

ワンダーライフ(と言ふオカルト雑誌が前小学館で出てゐた)ははまった。 ほぼ同時期に呉智英氏の本にもはまってゐた筈であるが、当時小島露観と名乗ってゐたワンダーライフの主筆(ていふのかな)現ザイン帝國の伯壬旭は、呉氏の言ふ「民主主義の否定」をしてゐ…

欧州エキゾティック

渓由葵夫「聖剣エクスカリバー」 五巻の最後に確か源義経とテムジンが出てきたが、『第一部』でなくて『全五巻』らしい。『名機オスプレイの呪い』にはさう書いてあった。 小学館のラノベの前身の文庫から出て大失敗した作品 作者は関西人で、トンデモ本大賞…

平均的で衒いのない宣伝

で、宮崎駿御大が、「お話を作る作業=作者の死生観」がさらけ出される作業として 、彩花みん のアニメ化偽企画をあげる。原作は閻魔大王がどうとかなのだが、もしその企画が通った場合、「舞台はヴァルハラ」「ヒロインは戦士エインヘリャルの宴会とか剣戟…

映画のアレを

で、「差別と在日をネタに!」と言ふ映画論を展開した大月隆寛先生は その文章が載った本の刊行結構あと、朝鮮系日本人が映画界とかに結構ゐてアウェーな感じになってゐると言ふ恐るべき事態に、なんとか仰っておられるが、町山智浩(朝鮮系ハーフと言ふか妹さ…

調伏される他者

あ、呉智英氏は、なんだ、「都知事になって、「差別「も」ある楽しい社会を!」と言ふマニフェストを掲げ、当選したら自衛隊を編入させるために都民の皆さんにデモとかストとかしてもらう」 とか仰っておられたが、大月隆寛大先生が呉氏へのインタヴューでそ…

アメリカ エキゾティカ

ペンギンズメモリー 幸福物語 full movie(1985年) ヴェトナム戦争のやうなもので疲れた兵士が田舎へ帰って地元の歌姫に恋をするのだが思ひがなかなか。アメリカが舞台らしいのだが戦友、地元の人、歌姫、全員同一種のペンギン。ヴェトナムらしいデルタ戦争…

個性を引き出す

岡田斗司夫ののたまはく「個性は潰してちょうど」 同様のことを、呉智英先生が言ってゐて、心理学の人によると、キチガイ@個性的過ぎる人へは、古典の模写をさせると良いさうで、てふか普通、弟子へは古典の模写をさせる。これで才能のない人はしかるべき職…

電話の関係

携帯電話でつながってる人の処へ、ある時間帯世界の信徒が同じことをすると言ふ形で繋がる一族がテロをかます9.11テロの直前に刊行!は良いとして、同画面に対話者が両方入ると言ふ案は、完全に却下されてゐる。電脳コイルにせよPLUTOにせよ。でそのやう…

生物の関係のなんか

佐々木倫子「動物のお医者さん」 線条性を拒否する絵がー、チョビとかネズミのもふもふはいい感じ。 このマンガの中第三話で、ただ単にレトリックとして"「恐竜(多分トラコドン)」が昔(多分 西根家のおばあちゃんがが学生時代だから大正時代と思はれる頃)北…

植物化した超常生物

まえやってた永瀬唯「デッド・フューチャー ReMIX」で、SFの元ネタとして、ロシヤのフヨードロヴィッチ・フョードロフの説を挙げ、人間は植物化するのを示唆してたと書いてあったやうな気がする。 フィエステリア・ピシシーダに関しては理性的だな。の…

社会性生物

によれば、リチャード・アレキサンダーと言ふ先生が、社会性生物について、「食べ物がいっぱいある処で「食糧貯蔵庫」を作る種が、倉庫番と子供育て個体ををなんらかの形で去勢して作ることになり、そういうのがワーカーに進化する」と言ふ仮説を立て、もし…

言論の自由を

言論の弾圧に屈してはならない と福島瑞穂先生は仰った。二千十四年の クオリティペーパーとしての朝日新聞バッシングはよくないさうである。 この場合朝日新聞の吉田調書の記事は菅直人元総理大臣閣下様に媚を売った点が叩かれてゐるとか、池上彰氏の普通の…

五行思想となんか

インドでの五大元素説があるのであった。で、支那がさう言ふのを取り込みながら、支那オリジナルの五行思想をいろいろやってゐるのであった。 インドラぢゃねえよなぁ(調べるこずくがない)の雷神と、ヴァーユと言ふらしい風神は、マッチョなものとしてインド…

日露戦争 フランスと風刺画の

特に意味もなくフランスから。 戦争の前(明治37年5月18日 ル・タン紙) フランスに、ロシヤ人が信じる、「今度の戦争は、アレクサンデル一世陛下の落飾し最終解脱したお姿であらせられるサロフのセラフィム様が、英国の前掛け(日本)をぷちっと潰すであろう」 …

ネーションを拵える 米国

ウォルト・ディズニーは「正しいヨーロッパ移民の末裔であるアメリカの土人」として、どういふちゃんとした身振りをするかを描く際、ミッキーマウスに代表されるやうに、握手に一応注目した。その為文明圏人である、土人で紳士のミッキは握手をするためのマ…

アレ制定直後

さう言へば、新字新仮名は千九四十六年から使はれるやうになったわけだけれども、 一九四六年発行のこれで、古典のデフォルトと言ふか最小単位としてのかなづかひに関して折口先生はいろいろ言ってゐる。 あまり 「新かな使いは論理をずたずたにするものであ…

差別じゃないけど

都立松沢大学の芦原先生へ呉智英先生がお伺ひした説で、人名に関するものがあったけども、さういへばちょっと前に、NHKの特集番組で、HEROと言ふ聾者プロレス団体をやってゐた。そこに「百太聾」といふリングネームのお姉さんがゐて、皆から「ももちゃん」と…

差別とか

『風の谷のナウシカ』 二次元の特殊被差別民の人蟲使いが登場、主人公が、序盤から「汚らわしい」と表現し、最後まで彼らの文化を冒涜し続ける。 多分網野善彦史観の関係で、凶悪な暴力機構である帝国は、蟲使いの人を保護する。クシャナ殿下は蟲使いを「大…

神のタハケ

柳田國男は「タクラタ考」で「魂が過剰に入ったために」と説明されるバカを紹介する。「その魂のキャパシティを持つ生き物=鯨」になって帰ってくるから大事にするらしい。 白川静「字訓」によると、たはけ(淫)は、なんぞ生霊系を身に着かせると言ふ語である…

影響とその他

中尾佐助説 根栽農耕文化 インドシナ半島の何処ぞで発生。堀棒で掘って「喰ふ所の端」を放り込む。家畜のやうなものとしてイヌブタ鶏 種はあまり喰はない サヴァンナ農耕文化 ニジェール川上流域で発生 禾本科の夏作物の一年草を育てる。藝て(うえ)てから大…