ネーションを拵へる

あああああ 秋津島のノモス マイケル・サンデルの理論をも相対化するアレを、

  •  阿部謹也の世間論 a相互、互酬の関係で成立しb長幼の序がありc同一時間軸にゐると言ふことになってゐるのが世間。
  • きだみのるの部落論 「向う三軒両隣」だいたい七件(家の中がぢぢい ばばあと両親とガキが何人かの、デフォルトで七人くらゐで構成で一応計算)が集まった 五十人くらゐのコミュニティで、a偸むな b家を燃やすな c殺すな d部落の恥を外へ洩らすなといふ自然法が成立し、このくくりで意志の決定その他が為される、といふコミュニティ リベラルで自由すぎるきだみのる大先生はなんかこれから外れた真似をさらした非国民で、いろいろ問題があったらしい。なお、辛坊治郎さんがFLASH でやってた連載「ニュース食い倒れ!」において、「AKB48」の人数に関し、四十七士のやうな、「日本人が親しみやすい」数字である点を指摘してゐた筈。

 

 

  •  「保守反動」な田嶋陽子 えーGHQが柳田國男の日本論とかを参照すると、ジャパニーズには近代的ノモスがわからないっぽくて、その明治期から、谷川健一著「女の風土記」によると、ジャパニーズ娼婦が世界中に出まくったさうだけども、さう言ふノモスの捉へ方をしてゐる人へ向けた権利として国籍離脱を保障しないといけない、ので憲法22条第2項で「国籍離脱の自由」を保障したわけだけども、土人の方は世間様を一所懸命拵へようとすると、土地に執着し憲法で保障された権利をどぶへ捨てるといふややこしい事態がある。例へば 前「たかじんのそこまで言って委員会」で、勝谷誠彦さんから「そんなにあれなら日本人やめれば?」と言はれた田嶋先生は 何故かキレた。さうするとさう言ふネーション観を持つ娼婦を身を持って蔑視してゐるやうに見えるけども多分違ふ。「所属してゐる世間様が振り回す権威(護憲)へ忠誠を誓ふと、近代的ノモスへ固執してしまう」のは要注意でいいと思ふ。あと、日本人の 世間の連なりとしてのネーションは、近代的ナショナリズムを相対化してゐるらしい。
  •  白川静のいへ(これは家 白川説では「犬の屠畜儀礼」を行ふ施設、全然関係ないけど落合淳思先生もこっちを否定し「豚屠畜儀礼の御霊屋説」の方を支持する上、今の家の字は「豚小屋の方の略字」ださうである)むら(村) さと(村が集まったところ)くに(武装した里)といふ「かき」論があった あああああ。