生き物って難(ry

 支那で発見された卵生のカワウソカストロカウダ (「天空の城ラピュタ」に出てくるミノノハシにそっくり!)だの、卵生肉食のモモンガ、ボラティコテリウムだのも収録された本書で、翼手目は「分子生物学的にも無盲腸類(モグラとかトガリネズミとか)の姉妹群」と書かれ、 「食肉目、奇蹄目と関連」てふ指摘がない。

 で、レトロポゾン挿入法だなんだによる、アフリカ獣類やテチス獣類の発見、 ゾウやハイラックス、キンモグラ等「アフリカ獣類」が、ウマやモグラ ウサギなどとは別系統の生き物だといふのが 如何に脅威であったかは滔々と書かれる。

ペガソフェラエ 奇蹄目とネコ目と翼手目が同系の生物であると言ふ。  冒頭、アジアの「象」 と漢字(甲骨文字の)が書かれる。アフリカ獣類がアジアへ進出する話で出されてゐるが、系統樹像が造られる時の、引用される白川静説のなんか(象は象(かたち)を作ったり與が「ゾウさんタスクを渡す」図だったり為が象に手で「マニピュレーターによる作業」だったり)が何となく。