気になるので

鎌 起源はものすごく古いらしい。

  草刈り用の用具だったらしい。

 アイヌの関係では、鎌は「再び生える能力を生命から奪う」物である為、結構特殊なものでしか使はれない。さらに「女の得物」と言ふものである関係で、性差バイアスは普通のデフォに基づき、「穢れたもの=神をも倒せる」といふ。ある種恐ろしいな

 さらには、アイヌの親御さんは、クソガキャの対策として、鎌の刃へ黒い布を巻き、赤い布のカールした奴を付け根へ付けて、窓から「ぐーふ ぐーふ」と言ひながら出し入れしたらしい。このキサラリ(耳お化け)はガォーさんみたいなもの(ブギーマンは「子供をビビらすための教育用の怪物」として一般名詞化してゐるか自信がない)らしいのだが、アイヌのトラウマになってゐたと考へられる。データソースの「アイヌの民具」の著者である萱野茂御大は、同書によると臼(ウェストが括れてゐるので乗りやすい)にまたがってお馬さんごっこをして親に怒られてゐたので、可能性はある。

 サイズがあのサイズになったのは、中世以降。なので鎌を持つものイエス・キリストがでかいカマを持つのは間違ひ。いろいろあって死神も用ゐる。

 支那で一応武器として認められたのは明代以降。適当な武器になるので、もっと前から使はれた可能性はかなりある。

 相手をひっかける、斬る、突き刺すと言ふ用途がある。

 

 ハンガリー ユーゴスラヴィア ルーマニアなどで、「吸血鬼除け」のため、柩へ鎌を入れる、死体の心臓を鎌で刺す、といふ儀礼があった旨がある。