『極限世界のいきものたち』(横山 雅司)で、ジャコウウシを取り上げた際「スターウォーズにこれのような生き物が出た」とあったが、スターウォーズ関係の
で、お父上と息子が、ソレっぽいクリーチャーに釘付けになってゐる様が描かれ、
では、そのジャコウウシっぽい何かにハン・ソロが乗っとる。
確かにヴェイダー卿はあのBGM がないと困る。
男のロマンはばっちりである。
奇しくも「ダース・ヴェイダーと仲間たち」と同じころ発行の「ウシ科が大好きな」著者によるものなのだが、早川いくを大先生とかがかまふ動物を取り上げる割に、ジャコウウシでSW関係を上げず、自分のウシ科愛をただ叫び続ける。
オジサンとかを名前ネタでやる割に、ニルガイ(学名は、BOSELAPHUS TRAGOCAMELUS(ウシっぽいシカ ヤギみたいなラクダ))出てこず。これは「アリストテレスの言うヒッペラポス(ウマシカ インドにゐる馬っぽい鹿)」のモデル説があるのだが、さう言ふのもなし。
草野巧『幻想動物博物館』
『幻想動物事典』
大変珍しい そのヒッペラポス(「ウマシカ」馬っぽい鹿。プリニウスの『博物誌』に出てくるトラゲノフとやらへの関連がどうたら 偶蹄説と奇蹄説を上げる)が所収の本。
星野保『菌世界紀行』
菌の捜索中、ジャコウウシに遭遇してしまったといふ記述がある。著者はジャコウウシを『北斗の拳』の五車星のフドウ、『ナルニア国物語』のミノタウロスに例へる。