生き物って難しい

前 可愛い柴犬ちゃん飼ってたことがあった。

 夜中になると「性的な交接」を、雌なのに要求してきた。雌なのにマウンティングしてきた。物の本には「ヒエラルキーを確認するための行為」として雌同士でさういふ行為をやるさうだけど、それには見えなかった(まんこからなんか出てた)。

 物の本には、「わんこはミミズの干からびたのが大好きで、乾燥ミミズを見ると体をこすりつける」と書いてあったので、くだんのわんこと散歩中、発見したそれを彼女へ見せたら、その犬は尻尾を振って鼻を近づけ、食った。彼女も他の飼犬同様、狗族である自覚がなかった。

 

で、キンウワバトビコバチといふ蜂である。

 これは、害虫へ寄生するので益虫には違ひないが、後述する通り一卵性あんまり数えたくないつ子ちゃんが芋虫の背中を割って羽化する様は、見ると脳が発汗する。エイリアンの ファンがキセノモルフ(ゼノモーフ)と言ふアレのチェストバスターなんか可愛いよ。

ウィキによれば

 受精卵と無受精卵がひり出される 受精卵からはおんにゃのこちゃんが二千匹 無受精卵からは男の子君が二千匹 の中にせんとうだけに先頭に出る戦闘個体がでる。おんにゃのこちゃん戦闘個体は肉弾個体で、兄弟衆もやっつける。男の子君系は化学系兵個体が出るらしい。雌は兵隊が少なくなると、羽化する個体が姉妹衆のために戦ふ。男の子君はホストの脂肪のところでおとなしく引き籠る。

 『シンカのかたち 進化で読み解くふしぎな生き物』

 による。「コピドソーマ」の学名はWIKIのと同じ

 一個の卵から1400匹くらゐ 一卵性男の子君と女の子ちゃんと戦闘個体がひり出される。先頭に出る肉弾戦闘個体は、コピドソーマのママが何体か同じやうな卵へ産卵する 其の為「同種同士での殺し合ひ」が行はれる。

  生物学って難しいなぁ。ついでにシロワニと言ふサメについて横山雅司『極限世界の生き物たち』は危険と言ひ早川いくをへんないきもの』は安全だと言ふ。