二次元からの

 あの、なんか「ジュラシック・パーク」といふ、科学考証をしてゐる系の割に、「毒吐きディロフォサウルス」だのと言ふ考証無視の言はば怪獣でまくりの映画で、ガリミムスが隊列組んでたったかたったか走るのは、微妙と言ってゐたら、我が国の小林快次大先生と支那の先生がゴビ砂漠の何処ぞで「子供多数のガリミムス系生物」を発見、そのツッコミが微妙になったと言ふのが有名な話らしいのだが、

 さう言へば、ドゥーガル・ディクソンの「新恐竜」といふ、白亜紀後期のカタストロフがマイルドだったら現代はこんな恐竜がゐるんです図鑑で、水棲 肉食、尻尾が櫂のやうになってゐる、有毒の哺乳類が、沼沢地で普通にもふもふしてゐる、とあった。

 

 発行後しばらくたってから、支那カストロカウダと言ふ、肉食、ビーバーのやうな尻尾、多分水棲、の卵生哺乳類が発見されてゐた。あー。

 宮崎駿御大は、「ミノノハシ」と言ふ謎の哺乳類をなんとなく登場させてゐる。肉食か草食かは不明であるが、

 によれば、「17世紀にタスマニアで絶滅した 原始哺乳類」ださうである。

 「シュナの旅」、p89にでかいのが出てゐるのだが、ヨロイのやうな尾を持ち、水辺に生息してゐるらしい。で子供をおんぶする習性を持つらしい。

 こっちに、なんか「ミノノハシ」て書いてあるのがゐるんだが、日本にもゐたらしい。でもいはば「ヤマトミノノハシ」は尻尾がしましまなので、ラピュタで三秒くらゐ出るあれとは関連が不明である。

p93に言及である。ヒネネズミ、ナメムジナ、オカモンガも書いてある。これによれば、シュナの旅のは、「成獣」ださうである。