体躯の関係

 

 文鮮明と仲の良かった大山倍達師範の伝記。

 「正しい準戦勝国民」として「日本人の側に立った」傳承があるのは面白いと思ふ。

 

 英国のバーティツは、講道館柔道を見てゐた鉱山技師の筈のエドワード・ウィリアム・バートン=ライト御大(敬虔なクリスチャン)が、「柔術」(なんか英語では「JUJITSU」と表記する)を英国紳士に傳へるため、ユキオ タニとともにいろいろ苦労してやったさうであるが、これが一九七〇年代に崩壊する。

 あまり、渡辺龍策馬賊」によるとタオニスムの中に陰陽拳といふ拳法があるさうなとか、かの少林寺とか、のやうに仏法とかのイデオロギーの一環としてマーシャルアートがあってもいいと思ふのだが、大山師範は統一教会の伝道を極真の道場でやるのを認めてはゐても、「ああいう風」になった教団へは嘆いてゐるらしいって、距離があるらしい。

 

 朝鮮のナニとして、「クリスチャンマーシャルアート」ができる可能性を潰すのは悪いことです。しかもアメリカのゲーム「ガープス・マーシャルアーツ 完訳版 (こずくがないので「設定にバーティツがある」のの確認をしてゐない)」では、アジアンマーシャルアーティストに、投擲系の鬼ホアラン(花郎 の筈)があるのである。ちゃんと正義の青年集団である。ふう。